税理士資格>税理士の具体的な業務内容が知りたい!
税理士として開業すると最も忙しいのは2、3月の確定申告の
時期だと思われていますが、法人を多く顧客に持つ事務所の場合、
一番忙しいのは3月決算の申告を行う5月となります。
個人の場合は全ての人が暦年(1〜12月)の収入を所得として申告
しますが、法人は定款で定めた会計期間を1年として申告します。
4月1日から翌年3月31日を一会計期間とした場合、その法人は
3月に決算を迎えることになります。
法人は決算終了後、2ヵ月以内に総会(株式会社では株主総会)を
開き、そこで決算が承認されて決算確定となり、その決算確定を
もって税務申告ということになります。
よって実際に申告業務で忙しくなるのは決算終了の2ヵ月後、3月
決算法人の場合は5月となります。
法人の決算は4月からを新年度とする、いわゆる官公署の年度に
合わせた会計年度を設定しているところが多いのも5月が多忙に
なる要因の1つです。
法人の会計期間は任意なので申告は5月だけでなく、顧客が増えれば
毎月のように申告業務が発生します。
その他にも12、1月には年末調整、法定調書、償却資産税の申告が
あるため年間を通して忙しくなります。
また、相続税や贈与税等の資産税関係の業務、その他イレギュラーな
業務もあり、税理士は知識や技量だけでなく、体力も必要となるハード
な仕事です。
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