税理士資格>税法科目:相続税法の特徴が知りたい!
相続税法は故人が所有していた財産を親族等が相続した時に課税
される国税です。この相続税の計算方法や課税理論についての
ルールを学ぶ学問になります。
また、相続税法は相続税と贈与税という2税目を規定した法律で
あることから、お金や不動産の取得等で援助を受けた、つまり生きて
いる人から財産を受取った場合に課税される贈与税についても
学習することになります。
相続税法を勉強するにあたり、簿記や会計の知識は必要ありませんが、
民法の相続の知識が必要となります。
実務上の頻度としては高くありませんが、税理士業務としては個人
からの依頼において所得税業務より扱う金額が比較的大きいため
相続税のウェイトが高い傾向にあります。
相続税法は大問が2問出題されます。第1問は論述解答が要求される
理論問題で50点、第2問は計算問題で50点の合計100点満点で
実施されます。
理論問題は個別問題2問のうち1問は設例形式となっています。
計算問題は相続税そのものを計算させる総合問題が出題される傾向が
強いため、税額計算の前提となる財産評価が重要なキーポイントと
なります。
実務においても財産評価のウェイトは非常に高いので特に念入りに
押さえておく必要があります。
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