税理士資格>税理士報酬って自由に決められるの?
税理士の報酬は平成14年3月までは税理士法において
報酬規定が制定されており、おおよその標準報酬が決まって
いましたが、現在はこのような報酬規定がなくなり、税理士が
自ら自由に報酬を設定してよいということになりました。
税理士は顧問先を充分に分析し、適正な報酬を見極める必要が
あります。
報酬規定等に当てはめ、単純に企業の規模や取引金額等で決めて
しまうのは顧問先の事情を全く考慮しない行為といえます。
顧問先の事情を考慮できなければ、その関係も希薄化させること
になりかねません。
そうなれば顧問契約そのものも危なくなります。
企業の事情等を考慮して報酬を決めればお互いに納得した顧問料で
落ち着き、税理士としての信頼性を高めることもできます。
逆に適正な報酬金額を見誤れば顧客離れを引き起こし、税理士と
しての業務も成り立たなくなるというリスクもあるということです。
税理士として自分の報酬を守るためにも顧問先を大事にし、発展する
よう気を配る姿勢が何より大切です。
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