税理士資格>試験科目にはどんなものがあるの?
税理士試験は会計の関するものと税法に関するものが設定されています。
会計科目は簿記論と財務諸表論、税法科目は国税の法人税法、所得税法、
相続税法、消費税法、酒税法、国税徴収法と地方税の固定資産税、
事業税、住民税の計11科目があります。
しかし、この全てに合格する必要はありません。
会計科目の2科目は必須科目ですが、税法科目については国税の
法人税法または所得税法のいずれか1科目(選択必須科目)と
その他の税法科目から2科目を選択し、合計5科目に合格すれば
税理士資格が与えられます。
税法科目の選択には選択必須科目以外にも制約条件があり、
消費税法または酒税法、事業税または住民税と設定されています。
つまり、簿記論+財務諸表論+法人税法+消費税法+酒税法=
合計5科目という選択は出来ません。消費税法を選択したら酒税法を除
く税法科目から選択しなければなりません。事業税、住民税も同様です。
税法科目の選択基準は人それぞれ違います。それまでの実務経験や取得
している資格、得手不得手でも変わってきます。とにかく早く合格して
実務経験を積むことで税理士としての実力をつけたいという理由を基準
にする人もいれば、あらかじめ合格後のことを考えて実務に役立つ科目
を選択する人もいます。
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